おまとめローンの契約が済んでひとまず安心された方にお伝えしたいことなのですが、自分がなぜおまとめローンを利用してしまうほど借金を重ねたのか?真剣に考えたことはありますか?
いまからお話しする内容は、おまとめローンで借金を一本化した方ではなく、まとめるほどではないが、現在カードローンなどを借りている方を対象としています。
まず、多くの方が利用している銀行や消費者金融などのカードローンについて考えてゆきたいと思います。なぜかといいますと、おまとめするほとんどの方の借金(ローン)がここから発生しています。(闇金は論外!正式に弁護士などに依頼して対処しましょう)
昭和の消費者金融がサラ金と呼ばれた時代、1日で限度額50万円を3社から借りることは簡単にできました。現在では1日で複数の金融機関に融資(カードローン)を申し込むことはNG(申込自体はできても融資はほとんど不可)ですが、当時は簡単にできました。現在と同じように「個人信用情報機関」は存在していましたが、それはあってないようなもの!その金融機関のさじ加減で融資が行われていた時期がありました。個人信用情報機関の示す内容では貸出NGなのですが、その店舗の上層部の人が「貸してしまえ」という判断を下せば融資を受けることができたのです。(経験者から聞きました。)
また、バブル前後のこの時期は、仕事も各職種で人が本当に足りない時期でしたから、借りる人も「給料はいいし借りても仕事をすればすぐ返済できる」という思いがありましたし、貸す側も回収よりは「いかに融資するか」に重きをおいていたように感じます。よって1日に限度額50万円×3社・4社などということも可能でした。
おもしろいもので、現在では「使途自由」というカードローンが多いのですが、当時は使途自由という表現はなく、申込契約する際に担当者から何に使うかを聞かれたものです。この時に「えーとなんて書こうかな~?」なんて迷っていると、担当者から「旅行にでもチェックを入れたらどうですか?」などと打診されるのです。そして借りる側も「そうですね!じゃ旅行ってことで」こんな感じだったんです。
ここまで読まれた何か変だなと感じることはありませんでしたか?そうです、一体これらの人は何に使うためにお金を借りようとしているのか?ということです。ここ数年の傾向として生活が苦しくてお金を借りる人が多いのですが、当時はほとんど約8割が「ギャンブル」だったそうです。また、女性に多く見受けられるのですが、ブランドの服やバッグなどをどうしても手に入れたくて借りる人も多くいました。
もちろんこの当時も生活苦などでお金を借りる人はいましたが、ほとんどがギャンブルという傾向だったようです。またこれには理由もあり、昭和の時代のギャンブルで特に人気だったのが「パチンコ・パチスロ」です。パチンコなどでは確率変動という機種があり、平気で1日10万円勝つこともできました。パチスロいついてはパチンコを上回っており、1日で20万・30万勝つことも可能でした。これらの背景がサラ金などでお金を借りてもすぐに返せる可能性がある!!という思い込みを作り出し、カードローンを何社も借りるということが起こったのです。もちろん誰でもギャンブルで勝つわけではなく、上記のような勢いですから、つぎ込むお金も1日で1o万円など不思議ではない感じでした。当然負け続ければ借金が嵩み、ついには返済のために次の金融会社を探すという悪循環が始まったのです。これが雪だるま式となり、ついには返済不能という結果に陥り、自己破産などが多発したのです。
これらの状況を改善するために登場したのが、年収の三分の一までしか借りられない「総量規制」という法律であり、さらに消費者金融や銀行などのグレーゾーン金利撤廃などです。
さて、ここまで書いてきて最終的になにを言いたいかというところまで来ました。本当に必要なこと以外(ギャンブルなどの遊び)でお金を借りることは身の破滅につながります。中には借りたお金をギャンブルなどで儲けて返済できた方のいるでしょうが、それは本当に砂浜の一粒の砂と同じくらい少ないものです。よって、今までの借金を一本化できたことは安心の材料でしょうが、ギャンブルは依存症なので、これからも症状としてやりたくなることがあるかもしれません。現在の消費者金融のキャッチフレーズが語っている「ご利用は計画的に・・・」という言葉通りに自粛や限度を弁えることができる方もいらっしゃるでしょうが、ほとんどの方ができないわけです。
ギャンブルは依存症です。これを完治しないことにはまた同じことを繰り返す可能性もあるのです。もう一度お金をギャンブルに使うということを冷静に考えてみることも大切事と感じる昨今です。